竹島水族館の秋リニューアルが終わってグランドオープンしていたけれど、どんな水族館になったのかな?
今年の秋、10月12日に第2期リニューアルを終え、グランドオープンした竹島水族館。
どんなふうになったか、気になっている方も多いのではないでしょうか?
私たち家族はリニューアルの翌日、実際に竹島水族館へ行ってきました。
結論を言うと、今までの竹島水族館の良いところはそのままに、さらにパワーアップした水族館になってました!
- 新しい竹島水族館のエリアごとの個人的な感想とSNSの声
- 竹島水族館にいるタカアシガニってどんなカニ?
今回は以上のようなことを詳しく記事にしています。
リニューアルした竹島水族館が気になる方はぜひ読んでいってください(´▽`)
第2期リニューアルの竹島水族館へ行ってきました!
私たち家族は、10月12日のリニューアル翌日に竹島水族館へ行ってきました!
今回はリニューアルした竹島水族館を体験した私の感想と、SNSの声をお伝えします!
第2期リニューアル後の竹島水族館「深海大水槽」のレビュー
大目玉の深海大水槽は、圧倒的な迫力でとても見ごたえがありました!
深海生物ならではの緊張感や迫りくる圧力のようなものがあり、他の水族館の大水槽では味わえないものすごい迫力に思わず息をのんでしまいました。
また演出でサーチライトが照らされていて、本当に自分が深海に迷い込んでしまったような、そんな不思議な体験ができる水槽となっていました。
にもかかわらず、ここに入ってすぐ子供をトイレに連れて行ったため、いい写真が撮れていませんでした…すみません。
第2期リニューアル後の竹島水族館「屋外のエリア」のレビュー
屋外エリアはカピバラ、アシカ、オットセイ、リクガメがいました。
ここには、すぐにトイレ(男女別、多目的)もありますので安心ですね。
カピバラ
屋外エリアに出てすぐに、カピバラエリアがありました。
竹島水族館のカピバラといえば、クラウドファンディングで話題になっていましたね。
クラウドファンディングの背景や目標が達成されているかはコチラの記事↓で詳しく解説していますので、この記事ではカピバラエリアについてはサラっとご紹介しますね。
新しくなったカピバラエリアがこちらです(*^▽^*)
10匹くらいいても不思議ではないくらい、とっても広い展示場になっていました!
今回のリニューアルで竹島水族館に来てくれたカピバラの名前は、
女の子→めめちゃん
男の子→しんたくん
といいます(*´▽`*)
私たちが行ったときはじっとしていただけなのに、めちゃくちゃ可愛かったわ!
カピバラは癒しですね~。
この写真のようにカピバラプールは大変広く、一部はアクリルガラスになっており水中を観察できるようになっています。
カピバラが泳いでくれれば、ガラス越しに近距離でカピバラを見る事ができますよ♪
ちなみに現在はお休みしているカピバラショーも再開予定ということですので楽しみですね!
ちなみに、水中を観察するためのアクリルガラスは大変高価なものだそうです。
コンクリート台に竹島水族館らしい注意書きがたくさん貼られていました。
アクリルガラスに限らず、水族館の備品は大切にしましょう!
お子様連れの方は、子供の行動にも注意するようにしましょうね。
もちろん、名物の手書き解説ボードもたくさん貼ってありました!
アシカ
カピバラの隣にはアシカエリアがありました。
1匹のアシカのために手書き解説ボードが6枚も貼ってありました。
愛を感じますね(*´▽`*)
アシカエリアはプールが広く、また水中も広く見えるようになっていました!
このように正面が一面アクリルガラスになっていて、アシカが水中に潜るとどこを泳いでいても見えるようになっています!
陸上の可愛らしい動きからは想像もつかない、水中でのアシカの姿は圧巻です。華麗な泳ぎっぷりは息を呑む美しさ!
ぜひ水中のアシカを見てみてくださいね♪
タイミングが良ければ、このように自由に楽しそうに泳ぐ様子を見られると思います!
アシカのショー
「さー!ただいまより可愛いアシカのショーを始めます!皆様大きな拍手を!」
水族館のショーといえばみたいなこんな司会のトークで始まるのが一般的です…
が、今回の竹島水族館のアシカのショーは司会進行のトークはなく、飼育員さんが展示場にスッと入ってきたかと思ったらスッとショーが始まっていました( ˘ω˘ )スッ…
しかし、アシカのラブちゃんはたくさんの芸をしっかりと披露してくれましたよ!
たまに失敗をして飼育員さんから「チガーウ!」と言われるハプニングが何度かありましたが、そのやり取りがなんとも可愛らしかった…(´-`*)
飼育員さんが展示場から出てきて観客側からご褒美の餌を投げることがあり、とてもダイナミックな場面もありました!(水色のバケツを持っているのが飼育員さんです)
よくある派手なショーを期待すると少し物足りないかもしれませんが、親近感があり、私はとても魅力的なショーに感じました(*^▽^*)
リクガメ・オットセイエリア
アシカエリアを超えて、しばらく順路沿いに歩いていくと、リクガメとオットセイがいました。
リクガメはのっしのっしとエリア内を歩き回っていました。
意外に歩くのが早くてびっくりしたわ!
タイミングがいいと、このポストのようにモグモグタイムがみられるようです♪
オットセイもいましたが、私たちが行ったときはじっとしていてお昼寝をしているようでした。
リニューアルに慣れたら元気に動いてくれると良いですね♪
第2期リニューアル後の竹島水族館「旧館エリア」のレビュー
旧館のエリアはたくさんの水槽が並び、深海生物から始まり、魚・カニ・クラゲ・サンゴ礁など海の生物、淡水魚、カワウソなどが展示されています。
また、大人気のさわりんプールも健在でした!
ちなみに2023年のインタビューで、竹島水族館の小林館長は水槽の数や飼育している生き物の数について次のように述べています。
現在では、約60個の水槽で約450種類、約5000匹を展示しています。
引用:深海生物の展示数と読まれる解説で日本一!小さな水族館が大人気のワケ | ミズテルより
リニューアルに伴い、水槽の数が増えたということですので、現在ではもっと増えていることになりますね(◎_◎;)
水槽エリア
旧館に入ってすぐの水槽エリアでは、水槽が所狭しと並び、次々と異なる海の生き物を楽しむことができます。
最初にあるのは、リニューアルで充実された深海生物の展示です。
初めて見る形の生物がたくさん展示されており、自分が知っている生物なんてほんの一握りなんだなと実感しました。
深海は謎にあふれていてロマンがありますよね!
深海生物のあとは、淡水魚や海の生き物、サンゴやカワウソなど、もりだくさんの展示でした!
クラゲはみんな、とても元気そうに泳いでいました!美しい…。
個人的にはウツボの迫力があってすごく印象に残りました!
タツノオトシゴは非常に幻想的でした。
サンゴ礁。他水族館で大規模なものも見たことがありますが、竹島水族館のサンゴ礁展示は小規模でもデザインやバランスが考えられていることが良くわかり、とても美しいと感じました。
カワウソさんはお昼寝中でした。
こんなに元気な日もあるみたいです!
見られたらラッキーですね♪
もちろん名物の手書きの解説プレートもたくさんありました!!
手書き解説ボードには生き物に対する愛を感じますよね(*’▽’)
魂が込められているからこそ、来場者ものめりこんで読んでしまうんだと思います。
恥ずかしながら私は大規模な水族館の解説ボードは読んだことがありませんが、竹島水族館のボードはついつい読んでしまいました。
本当に竹島水族館の手書き解説ボードは不思議な魅力にあふれています。
さわりんプール(タッチプール)
今回私たちはさわりんプールを体験していないので、SNSのポストをご紹介します。
こちらはリニューアル前からの大人気エリアですが、私たちが行ったときは大行列ができていて、プールから最後尾が見えない程でした。
逆に言えば、並びさえすればタカアシガニやダイオウグソクムシなどの珍しい海生生物を触ることができますよ!
竹島水族館のタカアシガニは貴重
深海大水槽でも大量に展示され、竹島水族館で大活躍の巨大なタカアシガニですが、実はとっても珍しいカニなんです。
タカアシガニが珍しい理由
サイズ感
まずは世界最大級のカニであること。
足を広げると3メートルを超えるものもいるため、その大きさ自体が珍しいです!
マンションやビルの2階までの高さがおよそ3メートルだそうです!
改めて考えるとすごい大きさですね。
生息地域が限られている
そんな大きなカニですが、生息地はなんと主に日本!
太平洋沿岸、特に駿河湾や相模湾、そして蒲郡などの深海に住んでいます。
その深さは200~400メートルくらいで、大きなビルで言えば100階ほどの深さになります!
普通のカニは、浅い海や海岸近くでもたくさん見られますが、タカアシガニは住んでいる場所が限られているため、なかなか見つけられない珍しいカニなんです。
成長と寿命が長い
タカアシガニは、他のカニに比べて成長速度が遅いのも特徴です。
大人になるまでに10年以上もかかり、しかも50年以上も生きることができる、いわば長生きカニ。
普通のカニは1~3年くらいで大人になるので、早くたくさんの子どもを産むことができます。
しかしタカアシガニは大人になるまでに時間がかかり、子どもが生まれる回数も少ないため、自然の中で数が増えにくいのです。
さらに、成長の遅いタカアシガニをとりすぎた時期があり、数が減ってしまったこともタカアシガニが貴重になった理由の一つです。
現在はタカアシガニを守るために漁獲規制がされていて、徐々に数も戻ってきているそうよ。
参考ページ
生体の謎
タカアシガニの生活やふしぎな習性については、まだ分かっていないことがたくさんあります。
これは、タカアシガニが深海に住んでいるので観察するのが難しいためです。
人間がその深さまで行って見るには特別な機械が必要なので、少しずつしか調べられていません。
竹島水族館では足が折れていないタカアシガニを展示している
そんな貴重なタカアシガニなので、一般的な水族館ではなかなか手に入りません。
そのためタカアシガニの足が折れてしまってもそのまま展示している場合が多いのです。
私も昔、大規模な水族館で足の折れたタカアシガニを何度も見たことがあるけれど…それが普通だと思っていたわ。
しかし、竹島水族館がある蒲郡周辺ではタカアシガニがよくとれるため、常に状態のいいタカアシガニを展示することが可能になっているそうです。
竹島水族館の小林館長のインタビュー(2023年12月)で、このことが分かります。
蒲郡はタカアシガニの供給源になっており、全国の水族館へはもちろん、海外へ搬出することも珍しくありません。
他の水族館では脚が折れてしまっているタカアシガニを展示していることが多い一方で、竹島水族館では脚やハサミが1本も欠けていない完全体の個体を展示していることもポイントです。
引用:深海生物の展示数と読まれる解説で日本一!小さな水族館が大人気のワケ | ミズテルより
さわりんプールではタカアシガニに負担がかかりにくいよう工夫されている
この希少なタカアシガニを触れるさわりんプールですが、ここには工夫が凝らされていました。
カニなどの生き物にとって、人間に触られることは大きなストレスになります。
時には、そのストレスで弱ってしまい、命にかかわることも…。
そのような悲しいことを防ぐために、竹島水族館では触れるカニを交代させ、なるべくストレスがたまらないように工夫しているそうです!
これはタカアシガニをたくさん飼育している竹島水族館だからできる事なんです。
これも同じく竹島水族館の小林館長のインタビューで分かりますよ。
とはいえ、生物の視点に立つとさわられることは負担になります。そのため、ストレスをなるべく抑えた状態を維持できるよう取り入れているのが、野球のピッチャー式ローテーション。
日々展示される個体を交代させているんです。これは深海の水揚げが豊富な蒲郡の水族館だから実現できることであり、他の水族館ではこういったケア方法は難しいと思いますね。
引用:深海生物の展示数と読まれる解説で日本一!小さな水族館が大人気のワケ | ミズテルより
竹島水族館に限らず、動物園や水族館のタッチイベントって、動物の命を触らせてもらっているんですね。
動物にタッチするときは、決まりを守って優しく触りましょうね。
まとめ
竹島水族館の第2期リニューアルの見どころをまとめます!
- 深海大水槽の圧倒的な迫力を感じるべし
- カピバラエリアは2匹のカピバラを迎えて広くなっていた!
- 大きなプールでアシカの泳ぐ姿を堪能できる
- 既存のエリアの魅力はもちろんそのまま
- 手書き解説ボードもたくさん掲示してある
- タカアシガニの希少性を知ってから竹島水族館に行くともっと楽しめる!
ぜひ、新しくなった竹島水族館に遊びに行ってみてくださいね♪
リニューアル後の混雑状況や所要時間、リニューアルに伴う注意点など、感想以外をまとめた記事もあります↓
おでかけ予定の方はこちらもぜひ参考にしてください(*^^*)
最後まで読んでいただきありがとうございました!
竹島水族館 基本情報
蒲郡市竹島水族館
住所 | 愛知県蒲郡市竹島町1-6 |
電話番号 | 0533-68-2059 |
最寄り駅 | JR東海道本線・名鉄蒲郡線「蒲郡駅南口」徒歩約15分 名鉄バス「竹島遊園」すぐ |
公式ホームページ | https://www.city.gamagori.lg.jp/site/takesui/ |
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