そういえば竹島水族館でクラウドファンディングやっていたよね?
あれどうなったんだろう?
クラウドファンディングで話題になった竹島水族館。
カピバラが幸せに暮らせる展示場を実現させたいというプロジェクトで、たくさんの支援金が集まりました。
そして、その支援金が集まった後の竹島水族館がどうなったのか、気になっている方も多いのではないでしょうか?。
実は先日行われた2度目のリニューアルで、支援金で実現したカピバラ展示場が新設されています!
私も実際にリニューアル後に竹島水族館に行きましたが、とても素敵なカピバラ展示場ができあがっていました。
今回は
- 竹島水族館のクラウドファンディングが始まった経緯
- 当初掲げられていたプロジェクトの目標は達成されたのか
- 竹島水族館で飼育された歴代カピバラと新しいカピバラの紹介
以上のことを、私が撮ってきた写真やSNSの投稿を使って詳しく解説していきます!
ぜひ最後まで見て行ってください(^O^)/
竹島水族館のクラウドファンディングの経緯
竹島水族館といえば、2024年3月からクラウドファンディングでカピバラ展示場建設費用を募ったことで話題になっていました。
なぜクラウドファンディングのプロジェクトが立ち上がったかというと、大人気だったカピバラ展示の飼育環境の改善が必要とされていたからです。
竹島水族館のカピバラ展示はもともと、カピバラの体の大きさに比べて窮屈な展示場所(しかも屋内)でした。
そのため飼育員さんたちも屋外のもっと広い場所で飼育してあげたい、という思いが常々あったそうです。
しかし竹島水族館は資金不足で、カピバラがストレスなく暮らせる環境を整えてあげることができず、そもそもこの狭い敷地内でカピバラエリアを拡張すること自体が困難だったのです。
そんな中、赤ちゃんカピバラが連続して死亡してしまったり、高齢のカピバラが老衰で亡くなったことを契機に、カピバラのクラウドファンディングが立ち上げられた、という経緯なのです。
涙なしでは語れない事情があったんですね。
クラウドファンディング成功に向けて、竹島水族館の飼育員さんたちはYoutubeやSNSを使って一生懸命に支援を呼びかけていました。
そして!竹島水族館スタッフの熱い思いは支援者に届き、当初の目標金額850万円を大きく上回り、最終的には1,300万円以上もの支援金が集まったそうです!
本当によかったわね!
クラウドファンディングはこちらのサイトで行われていました。↓
竹島水族館のカピバラ展示場はクラウドファンディングで実現していた
前置きが長くなってしまいました。
そのクラウドファンディングの支援者のおかげで実現したカピバラ展示場が、リニューアルとともにいよいよお披露目となりましたよ!
カピバラ展示場のビフォーアフター
以前の展示場はこちら↑でした。
以前は屋内で植物もなく、プールは2匹入ったら窮屈そうな狭さです。
カピバラ展示場を拡大してあげたい、といっていた飼育員さんの気持ちも分かる気がするわ。
そしてリニューアルしたカピバラ展示場がこちらです↓(*^▽^*)
走りやすそうな芝生の上に木々が生い茂っているので、カピバラも暮らしやすそうです!
日光もしっかり当たる場所なので日向ぼっこもできるし、プールも広くなったので水遊びも楽しめますね♪
カピバラのストレスをできる限り減らすように設計されているのが良くわかりますね。
クラウドファンディング時に掲げられていた目標
ちなみにクラウドファンディングでは次のような目標が掲げられていました。
今回のプロジェクトでは、カピバラたちがもっと幸せに暮らせるよう水族館の敷地拡大にあわせて「屋外に新しい飼育展示場」を設けたいと考えています!
具体的には、
・以前の展示場よりも広い屋外エリアの作成
・水中観覧エリアの拡張
・観覧エリアの拡張
・植栽の充実化
・空調管理ができる屋内エリアの設置
・人気だったカピバラショーやエサやり体験の復活
等を行います。
引用:カピバラも人も幸せに!竹島水族館パワーアッププロジェクト第一弾(竹島水族館 2024/03/20 公開) – クラウドファンディング READYFORより
この目標がリニューアルで達成されたのか、ひとつずつ見ていきましょう!
私はリニューアル翌日に竹島水族館に行って実際の展示場を見てきたのですが、十分な写真が撮れなかったため、SNSの写真や声を引用してご紹介していきますね(*’▽’)
「以前の展示場よりも広い屋外エリアの作成」
先ほどの写真でも見ていただいたように、展示場はとても広く、カピバラ2匹だけではもったいないほどの広さでした!
下のポストの3番目の写真にカピバラエリアの写真があります。
こちらのポストの写真には飼育員さんも写っているので、リニューアルした展示場がどれだけ広いか分かりやすいですよね。
新エリアは、屋外にも。これまでの3倍ほどの広さに整備された「カピバラエリア」です。
引用:竹島水族館がリニューアルでパワーアップ 広さは2倍に、展示方法には新工夫も 愛知・蒲郡市- 名古屋テレビ【メ~テレ】より
このニュースからもわかるように、今までの3倍の広さになっているようです。
「水中観覧エリアの拡張」
プールも大きくなりましたが、水中を観察する水中観覧エリアも広くなっていました。
一角が一面アクリルガラスになっていて、こんな感じで水中が良く見えます。
もしカピバラが泳いでくれれば、近距離から泳ぐ姿を観察できますよ♪
今はまだ慣れていないのか、私たちが見た時はずっとお昼寝をしたり水を飲んだりしていたわ。
「観覧エリアの拡張」
観覧エリアをドン!と写した画像が見つけられず…我が家の写真から失礼します(;’∀’)
緑色の階段のようなところが観覧席になっています。
右下の茶色い部分が通路となっているのですが、この通路を挟んでもう1ブロック観覧席があります。
つまり、観覧スペースは全部でこの写真の2倍くらいあるってことですね。
観覧スペース全体で、30~40人くらい座れそうな感じでした。
…といっても少しわかりづらいですよね(^▽^;)
TikTokの動画だとイメージが付きやすいかもしれません↓
2’30あたりと、8’30あたりに観覧席が見えます。
大人もたくさん座っていますね(´▽`)
「空調管理ができる屋内エリアの設置」
屋内エリアも完備されていました!
こちらのポストの2枚目の写真の建物が屋内エリアです。
外から見ただけでは空調管理が付いているかは分かりませんでしたが、先ほどのTikTokの会話によると、夜は屋内エリアでも屋外エリアでも好きなところで寝ることができる、とのことでした。
カピバラの自由にさせているので、ストレスの軽減につながりそうですね。
「植栽の充実化」
カピバラ展示場の陸上には、フェイジョア、パンパスグラス、ニカウヤシ、ブロメリアなどと思われる、南米や熱帯の植物が植えられていました。
実はこれらは飼育員さんが自分たちで買って育てた植物だそうです!
さすが竹島水族館!と言わざるをえないわ!
担当者の桃井綾子さんによると、多くの人が見られるよう観覧スペースを設けるほか、生息地の南米の植物を植えて現地の生活風景を再現するという。
引用:ファンの後押しで初のCF成功 蒲郡市竹島水族館 | 全国郷土紙連合より
今年5月に新聞のインタビューでこのような回答をされていましたが、実現されたようです!
「人気だったカピバラショーやエサやり体験の復活」
唯一、カピバラショーが開催されていませんでしたが、これはカピバラがまだ新しい展示場に慣れていないという理由だそうです。
カピバラたちが新しい展示場に慣れてきたら、カピバラショーも再開する予定ということでした。
楽しみですね(´▽`)
カピバラ展示場の注意書きにも注目!
そしてこれ!
カピバラ展示場のプールの注意書きです。
ここにはのらないでね
高級うなぎなら毎日10年分食べられるくらいリッチなガラスです。優しくしてあげてくださいね。
引用:竹島水族館注意書き(原文ママ)
このほかにも、次のような注意書きがありました。
引用:竹島水族館注意書き(原文ママ)ここにはのらないでね
- このアクリルガラスは家買えるぐら高かったです。大切にしたいので蹴っちゃダメだよ。
- 目の前のアクリルガラスは傷を直すのに超お金がかかります。絶対に蹴ったり叩いたりしないでください。
- 個のアクリルだけで下宿しながら市立の大学に余裕で通えます。いたずらしないでね。
- このアクリルガラスだけで高級車のB〇Wとかフェラーリが買えちゃいます。館長の車より高いので、絶対に登らないでね。
竹島水族館らしいクスっと笑えるような注意書きになっていますが、とても大切なことですよね。
カピバラ展示場だけに限らず、観察するときは水族館の備品を傷つけないよう注意しましょう。
またお子様と一緒に見る際は、コンクリートの台の上に乗らないよう、またアクリルガラスを壊さないよう十分にご配慮ください。
竹島水族館の死亡してしまったカピバラと現在のカピバラ
歴代カピバラ
リニューアル前の竹島水族館に招かれたカピバラは3匹いました。
なまえ | 誕生日 | 備考 | 享年 | 死亡年月日 |
ちゃん そら | 2013年11月2日 | 伊豆シャボテン公園生まれ 2015年3月10日に来館 | 9歳 | 2023年2月16日 |
うみくん | 2013年8月6日 | とくしま動物園生まれ 2015年3月10日に来館 | 2歳 | 2015年10月4日 |
たいようくん | 2014年5月23日 | 栃木県那須どうぶつ王国生まれ 2016年7月11日に来館 | 8歳 | 2022年5月26日 |
竹島水族館では常にオスとメスのペアでカピバラを飼育をしていました。
二匹はとても仲が良く、赤ちゃんもたくさん生まれました(すみれ、ココア、カカオ、もみじ、しずくなど、私が確認できただけでも10匹以上)。
しかし、そらちゃんが育児が苦手だったことや体の弱い赤ちゃんが多かったことなど様々な理由で、大きく育つことができなかったそうです。
そして、とうとうカップルのカピバラも老衰で死亡してしまいました。
これがクラウドファンディングのきっかけにもなったのよね。
2024年10月のリニューアルで新しく仲間になったカピバラ
そして今回、クラウドファンディングで広く快適になった展示場に再びオスとメスのペアのカピバラを迎え入れました。
なまえ | 誕生日 | 備考 |
日本シンタくん | 不明 | 豊田東海警備グループ日本信託警備より寄贈 |
めめちゃん | 2022年9月27日 | ニデック株式会社より寄贈 命名は一般公募より |
クラウドファンディングのプロジェクト本文では、このような意気込みも語られていましたので繁殖も意識されているようです。
新しくやってくるカピバラたちには、よりよい環境で過ごしてもらいたいですし、将来的には繁殖もできるようスタッフ一同で大切に育てていきたいと思っています。
引用:カピバラも人も幸せに!竹島水族館パワーアッププロジェクト第一弾(竹島水族館 2024/03/20 公開) – クラウドファンディング READYFORより
しかし現在シンタくんは怪我をしているようです(^▽^;)
しんた君がめめちゃんにぐいぐい行き過ぎて怒られたため、ケガをしています。
仲は良いのですが、距離のとり方がへたなのでたまにケンカになってしまいます。
ケガが治るまで見守ってください。
飼育員がケガの様子を毎日診ていますのでご安心ください。
引用:竹島水族館注意書き(原文ママ)
仲は良いとのことなので、これからの2匹を温かく見守っていきましょう!
そして近い将来、広い展示場にたくさんのカピバラが見られる日が来ると良いですね(*´▽`*)
まとめ
今回は、竹島水族館のクラウドファンディングのプロジェクトがどうなったのか解説しました。
プロジェクト当初に掲げられていた目標は、一つ一つ丁寧に達成されていることが分かり、支援者の方もきっと満足するリニューアルだったと思います!
そして、新しく竹島水族館の仲間になったシンタ君とめめちゃんの今後に目が離せないですね(*´▽`*)
私は竹島水族館の2期リニューアルの翌日に行ってきました!
その時の混雑状況や所要時間についてまとめた記事もありますので、おでかけ予定の方は参考にしてください↓
感想の記事もありますので、予備知識をつけて行きたい方はこちらもご覧ください↓
最後まで読んでいただきありがとうございました(^O^)/
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